フィッシングブランド「BOTTOMUP」のwebサイトも素晴らしい 2
バス釣りをしながら少し真面目にマーケティングについて考えてみた #6
みなさんこんにちは。プランナーの昆です。
いよいよ本格的なバスフィッシングシーズンがやってきました。
早速GWを利用して茨城県の霞ヶ浦、新利根川、那珂川へと行ってきましたが、
安定のノーフィッシュで帰ってきました。
新利根川でストップフィッシングだったので全線開通した圏央道を通り、
牛久の大仏を見ることができたことが数少ない慰めでした。
今回は、前回(フィッシングブランド「BOTTOMUP」のwebサイトも素晴らしい)の
続きとなります。
以前の記事(大好きなコータローが新規ブランドで成功するためのマーケティング)で、
ブランド展開を成功させるためのポイントとして以下の3点を挙げさせて頂きました。
1,かっこいいネーミング
2,ルアー業界でどの位置に属するか、どのジャンルのルアーを市場投下するか
3,メディア展開(webサイト、SNS 等)
今回は、このポイントについて、現段階での効果を勝手に検証したいと思います。
※一部公式サイトより画像をお借りしています
コータローらしさ全開
ポイント1
かっこいいネーミング
新ブランド名「BOTTOMUP」。
まさに直球勝負のネーミングで、ひと目でコータローの想いを感じ取ることができると思います。
実際にどのような意図でこのブランド名にしたのかはわかりませんが、
多くの人たちはその意図を知らないままブランドに接すると思いますので、
むしろそういったユーザーに対してブランドの方針や理念を分かりやすく伝えることが目的なのでしょう。
奇をてらわず、派手さはないが確実に釣果をあげる、まさにボトムアップではないでしょうか。
私はこのブランド名を見て、「みんなで楽しく釣りをしよう!」というメッセージが込められている気がします。
「挑戦」
ポイント2
ルアー業界でどの位置に属するか、どのジャンルのルアーを市場投下するか
記念すべき第1弾のルアーとして発表したのは「BREAVOR 5.7」。
ブレーバーと読みます。後ろの「5.7」はサイズ(長さ)を表します。
いわゆるストレートワームに属するのですが、コータローの代名詞である「ネコリグ」での好釣果を重視しているようです。
テールがフォール時にブルブルと揺れることで、
これまでコータローが感じていた「着底してからが勝負」のネコリグの弱点を克服し、
「着水してから勝負」できるルアーに仕上がっているそうです。
また、テールをちぎることで普通のストレートワームとしても使える2way仕様となっており、
持ち歩ける荷物が限られる岸釣りを得意とするコータローならではのアイデアが詰め込まれています。
詳細は公式ホームページでコータローが解説しているので割愛しますが、
こだわりと釣れる要素満載のルアーであることは間違いないようです。
・・・が、「まさかのストレートワーム!!」と感じている方は多いのではないでしょうか。
その理由は、コータローがフィッシングメーカー「O.S.P」所属時代に開発した
コータロー自身の代表作「ドライブクローラー」の存在です。
某雑誌でも釣れるワームの年間1位に輝き、コータローもメディア出演時には
必ず使って好釣果を叩き出しています。
そんな「ドライブクローラー」と同じジャンルに第1弾ルアーを投下したとあっては、
これは驚かずにいられません。
ある意味地味なジャンルであり、しかも自身が開発した超ロングセラーのライバルが存在する。
当初は正直意図を汲むことができませんでした。
しかし、私なりに考えてみた結果、「ネコリグ」を得意とするコータローらしい、
そして「ドライブクローラー」への挑戦ではないかと考えるようになりました。
確かに「ドライブクローラー」は今でも大人気のルアーです。
ただ、誤解を恐れずに言い換えると、「過去のルアー」であることには違いありません。
過去の栄光を自分自身のブランドで超えていく、そんな気概を感じ取ることができます。
多彩なメディア展開
ポイント3
3,メディア展開(webサイト、SNS 等)
こちらは前回ご紹介させて頂きましたが、
ためになるコラム満載のwebサイトが公開されており、
facebook、instagram、YouTube、twitter等各種SNSも開始されています。
おそらく比較的若いアングラーがターゲットであるため、
SNSは大きな存在であるといえるでしょう。
また、コータローはテレビやDVD、雑誌への出演も多いので、
とても幅広く新たにバスフィッシングを始める人を開拓する、
それこそバスフィッシング界のボトムアップにも大きく貢献していると思います。
楽しみな今後
以上のように「BOTTOMUP」が成功するためのポイントを勝手に検証してみましたが、
これからコータローがどのような活動を見せてくれるのか、非常に楽しみです。
少し気が早いですが、まずは第2弾のルアーとして何をセレクトしてくれるのか、
注目したいと思います。