グレートアマゾンフィッシングラリーとメディア
バス釣りをしながら少し真面目にマーケティングについて考えてみた #17
みなさんこんにちは。プランナーの昆です。
長かったお盆休みも終わりましたが、お休みだったみなさんは釣行に行かれましたでしょうか。
わたしは高滝湖、千曲川、聖湖とメジャーフィールドを訪れました。
大満足の釣果とはいきませんでしたが、遠征できる喜びを改めて感じました。
アマゾンを釣る
「アマゾンを釣る」。
まさにこの言葉を表現したフィッシングトーナメントが開催され、見事フィッシングブランドO.S.Pの代表を務めるT.Namikiこと並木敏成プロが優勝を飾り、アマゾンフィッシングマスターの座に輝きました。常日頃からO.S.P製品を愛用している私にとっては最高の結果となりました。
2019年6月に開催された同大会には、ブラジル、ゴイアス(大会が開催された都市)、アルゼンチン、中国、日本から選手がエントリーし、日本代表は上述の並木プロ、秦拓馬プロ、マルコスさんが出場しました。
細かいコンセプトは公式ホームページをご覧頂きたいと思いますが、簡単にまとめると、
1,大会を通じて世界に自然の大切さや雄大さを発信する
2,パリダカのような究極のエンターテインメントスポーツを目指す
3,未来に向けた人間社会の発展に寄与する
となります。
とても壮大で素晴らしいコンセプトだと思います。
ことバスフィッシングをスポーツだと思っている私個人の注目は「2,パリダカのような究極のエンターテインメントスポーツを目指す」です。
今後の大成功を心から祈る身としてあえて書かせて頂くと、エンターテインメント色を強く感じることができましたがスポーツとして成立するにはまだ改善が必要であるのだと感じました。
例えば、大会前からfacebookやYouTubeなどのメディアを通じて興味深いコンテンツを発信しており、船中での選手のリアルな表情やその日の釣りを終えてのインタビューなど観る側を惹きつけてはいたのですが、最終結果が順位のみで、細かい部分の発表がほとんどされていないことが挙げられます。
正確にはSNSを探せば選手サイドが発信する情報として知ることはできるかもしれませんが、公式な情報として掲載されて初めて「公式」な情報になるのだと思います。
並木プロはピーコックバスを何匹釣ったのか、秦プロはどのようにアロワナを釣ったのか、他の選手はどの魚種をどのくらい釣ったのか。
大会後に並木プロがSNSで発信していますが、トップを独走する日本選手への嫌がらせ(と思われる)レギュレーションの変更が大会中に普通に起こっていたそうです。
これはスポーツではあってはいけないことだと思います。
もしこれが本当にあったことだとしたら、公式ホームページに正式な発表としてルール改正を行うべきだと思います。
当事者だけ把握しているだけでは、それこそ観る側は表面だけを楽しむことしかできません。
大会が終わってもまだ余韻を楽しむことができるほどだからこそ、スポーツとしてのフィッシングを突き詰めてほしいと思います。
webサイトを始め、各種SNSの活用をお客様にご提案することを仕事とする私にとっても「ユーザー目線」を改めて考えるとても貴重な機会となりました。