開催日までのスケジュールが確定したら、まずはターゲティングを明確にし、そのターゲットに対して効果的だと思われる広告ツールをピックアップします。
モデルハウスの特徴によって性別、年齢層や広告との関わり方が異なりますので、広告ツールは変わってくるでしょう。
また、　集合型の住宅展示場ではなく単体での開催の場合、近隣の住宅展示場への訪問者がターゲットとなるケースもあるので、様々なツールが候補となります。
もちろん従来重要な位置付けだった新聞折込チラシが最適なケースもありますので、柔軟な考えを要します。

外してはいけないポイントは、

• モデルハウスの特徴はなにか
• ターゲットモデルはどんな人か

を明確化して、関係者(工務店様/広告制作者)で「共有」することです。 想いは明確ですがうまく共有できていないことでビジュアルがブレてしまうケースは多々あります。 例えばターゲットモデルをペルソナ設計することは有効な共有方法です。 実制作においては、完成までに時間を要するツール、初期段階で必要となるツールから優先的に開始します。 例えば、web(ランディングページ)は完成までに比較的時間を要し、かつ初期段階から効果を発揮するツールと言えるでしょう。 また、全ての広告に共通する写真やコピーライティングは、工務店様やハウスメーカー様の想いや特徴を表現し、ターゲットに届く際に印象づけるために欠かせない要素となります。

開催直前の段階では、主に制作した広告を配信したり、展開するフェーズとなります。 オンライン広告はご予算に応じてどのくらい前から開始するのかを決定します。 例えばチラシの場合は同時に折り込みを予定している他のチラシ数や開催日程の曜日を考慮し決定しますが、多くは前日か当日を選択する場合が多いです。 当日はご来場者様にパンフレットを届けることは必須ですが、滞りなくイベントを成功するためには、受付やご案内のシミュレーションなど、導線に配慮したり人員を割くことが必要となるケースもあります。 忘れてはいけないのは、「広告は自社を印象づけるためにとても重要ですが、決定する要素には必ずしもならない」ということです。 ターゲットが魅力を感じる広告が完成しても、イベント時に長時間待たされたり、ご担当者様の説明が拙かったりすると満足度としては高いとはいえません。